第二章 夢幻隙 まだ暗いのに目が覚めてしまった。 何だか嫌な夢を見たような気がするがもう覚えてはいない。 時計を見ると短い針が数字の 2 の辺りを指している。この暗さで午後二時ということはあるまい。 「ちょっと昼寝し過ぎたかな」 誰に聞かせる訳でも…
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